柴犬のしつけ方を解説|初心者でもできる噛み癖やトイレのしつけ方

犬
更新日:2024年07月10日
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柴犬の飼い方は難しいという声も多いですが、子犬の頃からきちんとしつけをしてあげることで良好な関係を築けます。本記事では、初心者でもできる柴犬のしつけ方について解説。噛み癖、トイレ、散歩などのしつけ方を紹介しているので、子犬から成犬の柴犬を飼っている方、これから飼おうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
 

柴犬のしつけをする前に柴犬の特性や性格を理解しよう

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柴犬をしつける前に、柴犬の特性や性格を理解しておくことで、正しいしつけ方や対処法が分かります。例えば、柴犬は警戒心が強く、周りの環境の変化に敏感な性格をしています。そのため、子犬のうちから音や人など周りの環境に慣れさせてあげることで、必要以上に吠えたり、怖がって噛みついたりするリスクを軽減できます。
 
また、柴犬は昔から番犬や猟犬として活躍してきた犬種です。そのため、見知らぬ人に吠えることがありますが、飼い主には忠実なのも柴犬の特徴。周りの人にあまり懐かないといった場合でも、とくに気にせず柴犬の特性として理解してあげましょう。
 
さらに、柴犬は頑固な性格をしている子も多いです。よくある例では、散歩中に歩かなくなる、好きではないご飯は頑なに食べないといったことがあるでしょう。しかし、一度しつけておけば、決めたルールを守ってくれる長所もあるので、初めのしつけがとても肝心になります。
 

柴犬はいつまでにしつけする?

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柴犬はいつまでにしつけるといった期間は決まっていませんが、子犬のうちにしつけておくのがよいでしょう。犬の生後3週目から16週目までは「社会化期」と呼ばれ、さまざまなものを受け入れやすい時期とされています。
 
女の人、男の人、年配の方、子どもなどのいろいろな人や、車、インターホンといった音、人から触れられるといった感覚など、さまざまなことを受け入れてくれます。柴犬は特に警戒心や恐怖心が強い犬種なので、この時期にしつけをしておくことで、無駄吠えや噛みつきなどといったトラブルを防げます。

“環境省 子犬と子猫の適正譲渡ガイド”参照
 

【子犬編】柴犬のしつけ方

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甘噛みや噛み癖のしつけ方

柴犬は遊びの延長線で甘噛みをしたり、警戒心や恐怖心から噛みついたりするケースも少なくありまません。噛みつきは特に深刻な問題行動となるので、早めにしつけをしてあげましょう。

甘噛みのしつけ方

噛んだらすぐに「ダメ」や「ノー」と愛犬に伝える
その場から飼い主さんが立ち去る
10秒くらいで元に戻る
 
手を甘噛みしたり、噛んだりする際は、ダメということを愛犬にしっかり伝えることが大切です。愛犬にとって大好きな飼い主さんがその場から離れることで「嚙んではいけない」ということを理解させます。ここで注意したいのが、愛犬と離れる時間です。この時間が長すぎると要求吠えの原因になってしまうので、10秒くらいで戻るようにしましょう。

噛み癖のしつけ方

噛んだら「ダメ」や「ノー」などの指示を出す
「オスワリ」や「マテ」などの指示を出す
できたらご褒美のおやつをあげる
 
家具を噛む、トイレシートをぐちゃぐちゃにするといった噛み癖のしつけは、指示を出して気をそらすといった方法や、他に噛んでもいいおもちゃを与えるといった方法があります。この破壊行動に関しては、犬の運動量が足りていなかったり、ストレスが溜まっていたりすることが考えられます。そのため、散歩や遊びの時間を増やしたり、噛んでもいいおもちゃを与えたりしてストレスを軽減させてあげることも大切です。
 
どうしても噛み癖が直らない場合は、苦みのあるしつけグッズを噛んではいけない部分に使うといった方法もあります。

無駄吠えのしつけ方

柴犬は警戒心が強く、インターホンの音や人の来客時などに吠える犬が多いため、慣れさせることがしつけのコツ。とくに生後3週目から16週目の社会化期においてインターホンの音や人に慣れさせておくことで、将来的に吠えるリスクが少なくなります。

無駄吠えのしつけ方法は、インターホンや人など吠えるものに対して、吠えなくなったとき(静かにできていたら)におやつをあげるようにします。
 
インターホンが鳴ったり、来客があったりした際に吠えなかったら「いい子!」「よし!」など言葉とおやつを使って褒めてあげましょう。柴犬は賢いので「おとなしくしていればいいことがある」と学習してくれます。

トイレのしつけ方

柴犬は、自らの匂いを悟られないように自分の寝床では排泄をしたがらない習性があるといわれています。そのため、トイレはゲージ内とケージ外の2か所にセットし、トイレとゲージとの距離は1.5m以上あけてあげるとスムーズにトイレを覚えられる可能性があります。
 
愛犬のトイレサイン(※)をうかがう
ゲージ外のトイレシートに愛犬を誘導する
トイレシートの周りに仕切りをする
「トイレ、トイレ」などの声かけをする
トイレができたら3秒以内に褒めておやつをあげる
 
※トイレサインとは
トイレサインは、犬がトイレをしたいときに行う動作です。床の匂いをクンクンかいだり、その場でくるくる回ったりするようなしぐさが見られたら、おもちゃやおやつを使って誘導したり、抱っこをしたりしてトイレに連れていってあげましょう。

散歩のしつけ方

散歩は、飼い主さんが主導のリーダーウォークを身に着けておくのがおすすめ。柴犬が途中で立ち止まったり、行きたい方向に引っ張ったりということがなくなります。飼い主さんと愛犬の歩調を合わせることで、事故のリスクも軽減できるのでぜひ実践してみてください。
 
散歩中に飼い主さんの前を歩いたら立ち止まる
飼い主が止まったら止まる
うまくできたらおやつを与える
 
散歩中は、リードが緩んだ状態を保つのが基本です。リードが張ったら止まる、リードが緩んだら進むという動作を繰り返し行いましょう。また、愛犬を自由に散歩させたいという方も多いと思います。その場合は、公園や庭などある一定の場所を決めて、そこだけは自由に散歩できるというルールを作りましょう。

【成犬編】柴犬のしつけ直し

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柴犬の成犬は、子犬と同じしつけ方法で、しつけ直しが可能です。しかし、これまでの生活によって癖がついていたり、恐怖心があったりする場合があります。愛犬の気持ちに寄り添いながら、根気よくしつけることが大切です。
 
成犬のしつけ直しがうまくいかない場合は、しつけ教室や訓練所にいくのも1つの手段です。愛犬に合ったトレーニングを提案してくれるので、ぜひプロに相談することも検討してみてください。

【シニア編】柴犬のしつけ直し

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シニアの柴犬は、しつけ直しをするとストレスがかかることもあるため、周りの環境を整えてあげましょう。苦手なものや嫌なものがあれば、それを無理に慣れさせるのは、負担がかかってしまいます。
 
また、シニア犬が噛んだり、吠えたりなどの問題行動を急に起こす場合は、病気やけがの痛みを訴えている可能性もあります。いつもと変わった様子が見られたら、獣医師やドッグトレーナーなどプロに相談してみましょう。

柴犬にしつけする際の注意点

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柴犬にしつけを行う際は、以下の点に注意して行いましょう。
 
叱ったり暴力をふるったりしない
できたら褒める
一貫性をもって行う
愛犬の様子をしっかり見る
 
しつけの際に叱ったり暴力をふるったりしてしまうと、恐怖心によってさらにしつけがうまくいかなくなる場合があります。ダメなときは「ダメ」「ノー」などと合図を統一し、表情や声のトーンで分かりやすく示してあげるのも1つの方法です。
 
また、しつけは一貫性をもって行うことが大切。褒める合図や指示の方法など、飼い主さんも一貫性をもって行いましょう。また、一緒に住む家族にも協力してもらい、愛犬を混乱させないようにしてください。
 
もう1つしつけで大切なのが、愛犬の様子をしっかり見てあげることです。急に噛むことが多くなった、吠えることが多くなったなどの場合は、何か病気やケガを訴えている場合もあります。しつけがうまくいかない場合は、獣医師へオンライン相談してみてください。

柴犬のしつけでおなやみの際は獣医師に相談

SAISONのペットオンライン診療は、獣医師にオンライン相談できるサービス。愛犬の問題行動のお悩み相談にも対応しており、「動物行動学」の観点から、なぜそのような行動をとるのか要因を分析して、改善に取り組む診療方法を提案します。
 
【以下のようなお悩みに対応】
・飼い主、他人に吠える、泣き止まない
・噛みつく癖がある、体を触らせてくれない
・散歩中歩かない、リードを引っ張る
 
まずは、カウンセリングで愛犬がどのような状態なのかしっかりカウンセリングを行い、プランを一緒に検討できるのもポイント。動物病院へ通院する必要がないので、愛犬にストレスもかけずに診察を受けることが可能です。
 
※オンライン診療には、システム利用料280円(税込)が利用都度かかります。会員登録料は無料です。
 
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柴犬の性格に適したしつけをしよう

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柴犬をしつける際は、柴犬の性格や特性を理解してあげることが大切。しつける際は一貫性をもって行い、ダメなことといいことのメリハリが分かるようにはっきりと指示してあげましょう。また、問題行動は病気やケガが隠れている可能性もあるため、愛犬の様子を普段から観察することも大切です。ぜひ本記事を参考に柴犬のしつけを行ってみてください。