チワワのしつけのコツ|無駄吠えのしつけ方や飼う際の注意点を紹介

犬
更新日:2024年07月10日
チワワは、小さな体でありながら勇敢かつ活発な性格の愛玩犬で、しつけをしないと無駄吠えをしたり、過活動になったりすることがあります。本記事では、チワワのしつけのコツを紹介。無駄吠えのしつけや、飼う上での注意点について詳しく解説します。チワワはオス、メスでも性格が異なるので、それぞれの性格や行動にあわせた怒り方や接し方を考えてしつけをするようにしましょう。

チワワはどんな性格?

チワワは、メキシコ北西部にあるチワワ州発祥の世界最小(※)の小型犬です。
古くから番犬として親しまれており、飼い犬に対する忠誠心と深い愛情を持ちます。
身体は小さいですが、活発で勇敢な性格です。
そのような性格のため、よく吠えたり、活発に動き回ったりするのを、しっかりしつけておく必要があります。

オスとメスで性格が異なる

チワワはオスとメスで性格が異なるのも特徴の1 つです。
オスのチワワは、リーダー意識、縄張り意識が強く活発な性格である傾向が見られます。
一方で、飼い主に対しては甘えん坊な一面を見せることが多いです、 メスのチワワはオスと比べると穏やか。
しかし、ヒート(生理)期間中は警戒心が強くなることで、攻撃的になります。
また、あまりにも飼い主からの愛情表現が強い場合、それがストレスとなって問題行動を起こすため、メスのチワワとの距離感に注意が必要です。

チワワの無駄吠えのしつけ方

チワワは、元来番犬として人と生活を送っていたため、飼い主に対する忠誠心や警戒心、勇敢な性格を持ち合わせています。
また、それでいながら怖がりでもあることが、チワワがよく吠える理由です。
ここからは、チワワの無駄吠えをしつけるおもな方法を3つ紹介します。
なお、しつけをする際に、叩いたり、怒鳴ったりするのは絶対にやめてください。
声を荒げることなく、静かな声で「ダメ」「NO」と伝えてあげましょう。

① 社会性を身につけさせる
子犬の頃から外出させて、家族以外の人間、自転車、車、ほかの犬の存在に慣れさせましょう。
警戒対象でないことを学ばせて警戒心や恐怖心を和らげることで、吠える場面を減らせます。

② 吠えると嫌なことが起こると学習させる
チワワが吠えたときに、その場から立ち去ったり、見えないところからドライヤーや掃除機などのチワワが嫌がる音を出したりして、吠えると嫌なことが起こることを覚えさせましょう。
そうすることで、吠える頻度が減っていくと考えられます。

③ 要求吠えに応じない
散歩に行きたいときやおやつが欲しいときに、チワワが要求吠えをすることがありますが、チワワの要求に応えないようにしましょう。
ここで要求に応じてしまうと、吠えれば要求を聞いてくれると学習して、さらに吠える頻度が増えてしまいます。

チワワを飼う上でおさえておくべきポイント

チワワは、忠誠心を持ち、勇敢でありながらも甘えん坊です。 また、俊敏で活発に動き回るという特徴もあります。
そんなチワワを飼う際にやるべきことや注意点を紹介するので、チワワを迎え入れることを検討している方は、要チェックです。

毎日散歩する
チワワを飼ったら1日2回、15〜30分の散歩を毎日しましょう。
雨の日は、室内で遊ばせて運動する時間をとってあげてください。
チワワは活発な性格なので、たくさん遊んだり動いたりしたがります。
散歩や室内遊びはしつけのよい機会にもなるので、有効に活用するのがおすすめです。

甘やかさずにしつける
チワワは甘えん坊でわがままになりやすい傾向があります。
よくないことをしたときは甘やかさないで、ビシッと注意してしつけることが大切です。
また、家族全員が同一の基準でしつけをするようにしてください。
チワワも何がよくて、何がダメなのか混乱してしまいます。

首や足の負担を気にかける
チワワは骨が細く、骨折や膝蓋骨脱臼(パテラ)にもなりやすいため、高い位置で抱っこしないようにしたり、床を滑りにくくしたりしてケガに気をつける必要があります。
室内遊びは滑りにくい敷物の上で行いましょう。
また、首が細く気管虚脱にもなりやすいため、散歩をするときは首に負担がかかりにくいハーネスを使うのがおすすめです。

チワワのしつけや健康状態で悩んだらオンライン診療で相談

SAISONのペットオンライン診療は、獣医師にオンライン相談できるサービス。
愛犬の問題行動のお悩み相談にも対応しており、「動物行動学」の観点から、なぜそのような行動をとるのか要因を分析して、改善に取り組む診療方法を提案します。

【以下のようなお悩みに対応】
・トイレを失敗する
・噛みつく癖がある、体を触らせてくれない
・音や人を怖がる

まずは、カウンセリングで愛犬がどのような状態なのかしっかりカウンセリングを行い、プランを一緒に検討できるのもポイント。
動物病院へ通院する必要がないので、愛犬にストレスをかけずに診察を受けることが可能です。

チワワのしつけのポイントをおさえて楽しい生活を送ろう

チワワは、勇敢な性格を持つ一方で、飼い主に懐いて甘えん坊な一面も見せる超小型犬。
小さな身体と大きな目で甘えてくる姿は、愛くるしくてたまりません。

元来番犬として人と過ごしてきたチワワは、警戒心や恐怖心からよく吠えるとされていますが、しつけをすれば無駄吠えを減らすことは可能です。
甘やかさないでしつけをして、要求吠えを頻繁にさせないようにしましょう。

チワワの性格や身体の特徴にあわせたしつけや、飼うときに気をつけることをしっかりと理解した上で、チワワを迎える準備をしておくのがおすすめです。
チワワのしつけのポイントをおさえて、チワワと家族の楽しい時間を過ごしてください。